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ついに総括班でUP!plus2を購入したようです。
さぞやABS樹脂の使いやすさを実感されることでしょう。
しかしスプールホルダを製作しないと、純正のホルダでは樹脂つまりが
頻繁に起きるのではないかと危惧します。
また、国内代理店経由の純正樹脂ではキロ9千円というランニングコストも、
やはりだんだんと負担に感じるかもしれません。
新学術総括班の資金面を考えるとこれは問題ないかもしれませんが、今後一般研究室で
気軽にタンパク質などの分子模型を打ち出すことができる環境を整えるうえで、
これは私は十分考えなければいけない問題だと思います。
実はこれも解決案をすでに持っているのですが、それは印刷機のメーカーには
公開してほしくない情報でしょうから、ここで述べることは控えます。
キロ3千円程度の樹脂で、純正と遜色ない、いや、ある意味、模型の種類に応じて
(バルキーな形状、リボンモデルのような細長い形状)樹脂を使い分ければ
純正よりもより模型の印刷の成功確率、模型としての丈夫さ、しなやかさなどを
選択できるので、より優れた製作環境が得られるでしょう。
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- 2013/12/30(月) 20:48:12|
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阪大蛋白研でも3Dプリンタとタンパク質分子模型印刷のコンテンツが出来上がっていました。
こちらは第二世代Cubeを用いた分子模型印刷ですね。
Chimeraを用いれば、リボンモデル、分子表面モデルが印刷可能で、分子表面は2つに割って印刷…
このブログ初期と同じ内容になっています。写真が多用されているので楽しい情報サイトに見えます。
さきの記事で書いたように、このブログでは、Cubeからは別離します。サポート除去が大変で除去跡が汚い、ABS樹脂がほとんど使えない、樹脂コストが高すぎる、というのが大きな理由です。
現在このブログで最も重要な部分は、スティック表示や、疑水素結合など表示時のデータを印刷するときに、いかにポリゴンエラーを回避するか、という点です。これが解決すれば、ほとんどの模型が印刷可能になるはずです。
カギは、
「ポリゴンエラーを発生させないよう、3Dデータを生成してくれるビューワソフトの開発」
か、
「ポリゴンエラーを自動的に見つけてすべて修正してくれるソフトの開発、あるいは市販/無料ソフトの発掘」
です。
- 2013/12/24(火) 16:32:08|
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大学の教員が特定の企業の商品をお勧めするのは憚られますが、「現時点で」、いや、おそらく「ずっとこれまでで」、分子模型の印刷に適したプリンタは、pp3dp社かAfinia社のプリンタになります。
Cubeは確かに初心者向けで簡単、易しく、だれでも印刷を楽しむことが出来る優れたプリンタ―ですが、使っているうちに、樹脂カートリッジの価格の高さが負担になってくると思われます。
確かに、印刷はお手軽で失敗頻度も少ないのですが、キロ2万円(300g入りカートリッジが6000円)という価格設定は、他のプリンタ用に出回っている樹脂の価格(純正品でもキロ5000円程度、サードパーティ用で3000円程度)を考えると、法外に高いことがわかります。
従って、Cubeで印刷に慣れた人、そしてまだまだ印刷を精力的に続けたい人は、Cubeを離れ、上記機種に変更した方がよいと思われます。(Cubeは共用使用物として寄付してしまってもよいかもしれません)。
なぜpp3dp,Afiniaが良いかという理由は明らかで、
1.樹脂のコストが低い。純正品で7000円弱、サードパーティ用で3000円/キロ程度。
2.サポートの配置アルゴリズムが絶妙で、Cubeと違い分子表面模型はデータの分割もいらない。一括で印刷できる。リボンモデルも成功率が非常に高い。
3.印刷精度が圧倒的に高い。
4.Perfboard(穴あき基板)使用のために、樹脂の基板への張り付き方が良好で、ABS樹脂使用時の反りがかなり抑えられる。
といった優れた点を持っています。
さすが、アメリカのDIY雑誌「Make」で厳しい性能比較コンテストで見事2年連続受賞しているこの2機種(実は同じ機種で、アメリカでのpp3dpのOEMがAfiniaです)、分子模型作成でも威力を発揮してくれそうです。
Cubeの時に書いた、カプトンテープやアセトンジュースも必要ありません。単に付属のPerfboardを用いるだけで、
ほとんどのABS樹脂の反りを回避できると思います(密な、大きい模型は少し注意が必要です)
- 2013/12/24(火) 16:19:56|
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